
【オールデン・ウェストン】名品革靴が野暮ったい?ボリューム靴に合わせる「正解のパンツ」

「自分らしさを磨き、“格”を仕立てるパーソナルスタイリスト」紀村昌彦です。
これまでのブログで、私が購入した
「Alden(オールデン)」
「J.M.WESTON(ウェストン)」
などの、高級革靴を紹介しました。


何ヶ月も悩んでようやく手に入れ、箱を開けて初めて足を入れた瞬間のワクワク感は、本当に格別です。
しかし、せっかく靴を手に入れたのに、
「靴だけを見るとすごく格好いいのに、いざ服と合わせて玄関の鏡に立つと、なんだか野暮ったく見える」
「奮発して買った靴なのに、足元だけ浮いている気がする」
これは、せっかく良い靴を買った人がよく陥ってしまう「落とし穴」なんです。
良い靴を履いているのに「キマらない」原因は、あなたの体型や、靴そのもののせいではありません。
今回は、革靴を履きこなすための「装いのヒント」をお伝えします。

靴の「ボリューム感」を意識していますか?
名品と呼ばれる靴には、それぞれ特徴があります。
今回お話ししたいのは、オールデンの「9901」「53517」や、J.M.ウェストンの「GOLF (ゴルフ) 641」といった、ボリュームのある靴についてです。

これらはアメリカやフランスのブランドらしく、ぽってりとした丸みのあるつま先や、しっかりとしたソールの厚みが最大の魅力です。カジュアルにも合わせやすい、どっしりとした存在感がありますよね。
ここに、普段仕事で履いている
「裾幅が広すぎるスーツのパンツ」
や、休日に何気なく履いている
「丈が長すぎて足首でクッションになっているデニムやチノパン」
を合わせてしまうと、どうなるでしょうか。
せっかくの靴のきれいな形が裾で隠れてしまうだけでなく、クッションができることで足元が重たくなります。
そうすると、全身のシルエットが下に引っ張られるように見えてしまい、脚が短く、全体的にだらしない印象になってしまいます。
解決策は、靴に合わせて「パンツ」を変えること
オールデンやウェストンのようなボリュームのある靴の魅力をしっかり引き出して、すっきりとした大人のスタイルを作るためには、パンツの選び方と着こなしを少し変えるだけです。
ポイントを2点紹介します。
裾幅がすっきりした「テーパードパンツ」を選ぶ
1つ目は、「裾に向かって細くなっているパンツ」を選ぶこと。
太もも周りには大人のゆとりを持たせつつ、ひざ下から足首に向かって少しずつ細くなっていく「テーパードシルエット」のパンツがおすすめです。
足首周りがスッキリすることで、靴全体の美しい形がパッと際立ちますし、上質な革のツヤもきれいに見えます。
パンツの丈を数センチ短くする
2つ目は、「丈の長さを、いつもより短くする」こと。
多くの男性が、パンツの丈を長めに合わせてしまっています。
しかし、ボリュームのある良い靴を履く時は、靴の甲にパンツの裾がほんの少し触れるか触れないか(ハーフクッションからノークッション)の長さに設定するのが、大人っぽく見せる鉄則です。
「たった数センチ短くするだけ?」と思われるかもしれませんが、このわずかな違いが全身の印象を劇的に変えてくれます。
足元にスッと「抜け感」が生まれ、一気におしゃれで洗練された雰囲気になります。
お店でお直しに出す時は、「靴の甲にたるみができない長さでお願いします」と伝えてみてください。
イギリス靴やイタリア靴には、別の正解がある
ここで一つ、注意していただきたいことがあります。
今回お話ししたのは、あくまで「ボリュームのある靴」を履く場合です。
逆に、イギリス製の靴(クロケット&ジョーンズやエドワードグリーンなど)や、イタリア製の靴(サントーニなど)は、つま先がスッと細く、全体的にシュッとしたスマートでエレガントな形をしています。
こういった靴に対して、先ほどの「少しゆとりのあるテーパードパンツ」や「短すぎる丈」を合わせてしまうと、今度は靴のボリュームが負けてしまい、足元が貧弱に見えたり、バランスが崩れてしまうことがあります。
スマートな靴には、それに合わせたより細身でドレッシーなスラックスなど、「別のパンツの正解」があるんです。
詳細については、また他の記事で紹介します。
良い革靴を活かすには「パンツ」の形が大切
足元だけを名品革靴に変えても、その靴にあった装いをしていないと、好印象を得られることができず、単なる自己満足で終わってしまいます。
高級革靴のお店に行っても、靴だけが浮いている人を見かけますが、いい革靴を履いているのに、格が下がるような着こなしではせっかくの名品革靴が勿体無いと感じます!(靴がかわいそうです。)
良い革靴を活かすには、靴と近いアイテムである「パンツ」が重要です。
もし、下駄箱に「買ったのに上手く履きこなせていない靴」が眠っているなら、明日出かける前に、ぜひ一度「靴の形」と「パンツ」のバランスを鏡でじっくりとチェックしてみてください。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。

