
AIのファッション提案を鵜呑みにしてはいけない!原因は「〇〇」です

「自分らしさを磨き、“格”を仕立てるパーソナルスタイリスト」紀村昌彦です。
最近、私の周りの方から、こんな話をよく聞きます。
「話題の生成AI(以下、AI)を使って、自分に似合う春のコーディネートやおすすめアイテムを調べてみたんです。」
確かに、AIが提案してくるアイテムを見ると、「ネイビージャケット」「白の無地Tシャツ」「グレーのテーパードパンツ」など、私がこのブログでもお伝えしているような「大人の男性に間違いのない定番品」がズラリと並んでいます。
AIは膨大なデータから「客観的な正解」を導き出すのが非常に得意だからです。
私もAIを使っていますが、
「このままの内容を鵜呑みにはできないな」
ということは多々あります。
今日は、便利になった今の時代だからこそ再認識しておきたい、
「AIの提案」と「スタイリストの提案」の決定的な違い
についてお話しします。

AIを鵜呑みにできない理由
なぜ、AIが「正しいアイテム」を提案しているのに、内容を鵜呑みにできないのか。
それは、
装いが「アイテム」だけで完成するわけではない
からです。
全く同じブランドの、全く同じネイビージャケットを着たとしても、着る人の「体型」「骨格」「姿勢」、そしてその人が持つ「価値観」や「個性」は、一人ひとり全く異なります。
AIは「40代男性にはネイビージャケットが似合う」という平均値は出せますが、
「なで肩のあなたには、肩パッドが少ししっかりしたこのブランドのジャケットが似合う」
「親しみやすい印象を持つあなたには、ネイビージャケットの中でも明るめの色めが似合う」
という、「その人が持つ特有なズレ」までは補正してくれないのです。
定番同士なのに大事故に?
以前、私はAIに定番アイテムを使ったビジネスマン向けのコーディネートの提案をしたことがあります。
その時、AIが提案したアイテムは「ネイビージャケット」と「黒のパンツ」。
確かにどちらも、単体で見れば絶対に外さない大定番の素晴らしいアイテムです。
AIは膨大なデータから、「40代男性が持つべき人気の基本アイテム」を抽出することには長けています。
しかし、AIはそれらを「組み合わせる(コーディネートする)」という段階で、エラーを起こしてしまったのです。
前回のブログでもお伝えした通り、「ネイビー(濃紺)」と「ブラック(黒)」を上下で合わせるスタイルは、ファッションにおいて非常に難易度が高い危険な配色です。

AIは、定番アイテムトップスとボトムスで拾い上げることはできても、
「暗い色同士を合わせた時、現実の太陽光の下でどれほど野暮ったく、ちぐはぐに見えるか」という視覚的な相性
までは計算できません。
AIは「辞書」、スタイリストは「仕立て屋」
私たち大人の男性に必要なのは、「何を着るか」という教科書的な正解だけではありません。
それを「自分に、どのように落とし込むか」という視点です。
服を着ていて心地よいという「主観」と、相手から信頼されるという「客観」。
私が装いに必要と考える、この2つの最大公約数は、決してAIのデータからは生まれません。
目の前のあなたの体型、性格、ライフスタイル、そして「どうなりたいか」という熱い想いをくみ取り、バランスを整える「スタイリストの判断」があって初めて完成するのです。
AIには、素晴らしいファッションの「知識」があります。
トレンドや定番アイテムを知るには最高のツールだと思います。
しかし、その膨大な知識量の中からあなただけの魅力を見つけ出し、ピッタリ合う“格”に仕立て上げるのは、やはり人間の仕事なのだと、私は日々のスタイリングを通じて確信しています。
「定番品を着ているはずなのに、なぜかキマらない・・・」
もし今、あなたがそんな悩みを抱えているなら、AIに答えを求める前に、一度ご自身のサイズ感や着こなしのバランスをじっくりと見直してみてください。(全身が映る鏡を見たり、全身写真を撮ってみてください)
そして答えに悩んだときは、いつでも私にご相談ください。
(無料ですので、下記から気軽にお申し込みください)
ぜひ、あなたにピッタリの「装い」を、一緒に見つけ出しましょう。
今日も読んで頂き、ありがとうございました。


