
お気に入りの革靴を雨から守る!梅雨前にやっておきたい「お手入れ」と雨用革靴のすすめ

「自分らしさを磨き、“格”を仕立てるパーソナルスタイリスト」紀村昌彦です。
5月に入り、クールビズの軽快な装いを楽しむ季節になりましたね。
ただ、これから少しずつ気になってくるのが、来月にやってくる「梅雨」ではないでしょうか。
これまでのブログで、ALDEN(オールデン)のコードバンや、J.M.WESTON(ジェイエムウエストン)の上質なカーフなど、長く愛用できる革靴の魅力をお伝えしてきました。


ですが、革靴にとって「水」は天敵です。
今回は、大切な革靴を雨から守り、梅雨の時期でも清潔感のある足元を保つための、ちょっとした準備とコツについてお話しします。

コードバンの革靴は「雨予報」なら履かない
まず、ALDENなどに使われる「コードバン(馬のお尻の革)」の革靴ですが、
コードバンを履いて出かける日は、ぜひ天気予報をしっかりチェックして、少しでも雨が降りそうなら履くのをやめましょう。
コードバンは、水滴が落ちると、表面にプクッとした「水ぶくれ(水シミ)」ができてしまいます。
一度水ぶくれができると、元通りに綺麗にするには少し専門的なお手入れが必要になってしまいます。
「防水スプレーをかければ大丈夫」と思われがちなのですが、コードバンの場合は避けた方が無難です。
「雨の気配がある日は、コードバンの革靴は履かない」
ちなみに私は、想定外の雨が降る夏は、なるべくコードバンは履かないようにしています。
これが、お気に入りの靴と長く付き合うための大切なポイントです。
カーフの靴を雨から守る「事前のお手入れ」
一方、J.M.WESTON 180など一般的なカーフ(牛革)の靴であれば、事前のちょっとしたお手入れで、多少の雨を弾いてくれます。
梅雨入り前にやっておきたい、簡単な2つのステップをご紹介します。
① 靴クリームで「油膜のバリア」を作る
水と油が弾き合う性質を利用します。
つま先やカカトを中心に、少し油分の多いクリーム(サフィールなど)でしっかり磨いてあげてください。薄い油膜が、軽い雨なら弾いてくれます。
② 「フッ素系」防水スプレーを正しく使う
防水スプレーには「シリコン系」と「フッ素系」があるのですが、革靴には必ず「フッ素系」を選んでください。(※シリコン系は革の毛穴を塞いでしまい、通気性が悪くなるためです)
靴から30cmほど離して、全体に薄くスプレーします。
完全に乾いてからもう一度、と2回繰り返すことで、効果がぐっと長持ちしますよ。
おすすめ:「雨の日用の靴」を持っておく
どれだけ事前にお手入れをしていても、土砂降りの日に革底の高級靴を履くのは、靴が傷みやすくなりますし、滑りやすくて少し危ないですよね。
そこで、私がおすすめしているのが、
「雨の日でも気兼ねなく履ける、ラバーソール(ゴム底)の靴を1足持っておくこと」
です。
例えば、フランスのParaboot(パラブーツ)。

こちらはビジネスカジュアルからカジュアルで使える
「シャンボード」
と言う代表的なモデルです。
オイルをたっぷり含んだレザーと、自社で作られている丈夫なゴム底のおかげで、雨の日でも重宝する一足です。
お値段は少々張りますが、パラブーツを一足買っておけば、雨用の靴は買い足す必要はないくらい、良いものです。
もちろん晴れの日も使えますので、長い目でみるとコストパフォーマンスは抜群です。
最近は、国産ブランドの撥水レザーの靴や、見た目はドレッシーなのに雨に強いGORE-TEX(ゴアテックス)の靴などもたくさん出ています。
「天気に合わせて、無理なく靴を履き替える」
雨の日には、雨の日に強い靴をサッと選べると、足元の清潔感を保ち、スマートな振る舞いを作ってくれます。
まとめ:梅雨こそ、足元で差がつきます
雨の日はどうしても気分が沈み、服装も「濡れてもいいや」と適当になってしまいがちです。
でも、そんな日だからこそ、足元が綺麗に整っている人は、周りからとても魅力的に見えます。
本格的な雨の季節が来る前に、ぜひお手持ちの靴のお手入れ状況を確認したり、「雨用の靴」を検討したりしてみてくださいね。
今日も読んで頂き、ありがとうございました。

