
ジャケットを脱ぐと「おじさん体型」に?クールビズでバレるシャツの罠

「自分らしさを磨き、“格”を仕立てるパーソナルスタイリスト」紀村昌彦です。
この記事を書いている現在は、間もなくゴールデンウィークを迎え、連休明けからは本格的なクールビズが始まります。
ジャケットを脱ぎ、ネクタイを外し、身軽になるこれからの季節ですが、冬場はごまかせていた「ある致命的こと」が白日の下に晒されることになります。
それが、シャツの「ウエスト周りのサイズ感」です。
あなたは今着ているシャツをスラックスにインした時、ベルトの上や背中、脇腹のあたりに、生地が余って風船のようにダボダボとダブついて(浮き出て)いませんか?
今回はシャツのダボつきが出る原因とその対策について、お伝えします。

既製シャツが引き起こす「浮き輪現象」
量販店などで売られている既製品のシャツは、より多くの人の体型に合うように、お腹周り(身幅)が少しゆったりめに作られていることが多いです。
そのため、首回り(ネック)や腕の長さ(裄丈)だけでシャツを選ぶと、どうしてもウエスト部分に余分な生地が余ってしまうのです。
冬の間は、その余った生地をジャケットで隠すことができました。
しかし、クールビズで上着を脱ぐと、そのダブついた生地がベルトの上に乗っかり、まるで「浮き輪」のようになってしまいます。
この状態は、実際よりもお腹が出ているように太って見え、後ろ姿に「疲れたおじさん」のような野暮ったさを与えてしまいます。
【注意】
上記はビジネスの装いにおける場合で、カジュアルで着るオーバーサイズのシャツは例外です。
おすすめは、シャツ専門店の「パターンオーダー」
では、自分の体型にピタッと合うスマートなシャツはどう手に入れればいいのでしょうか。
「フルオーダーは高そうだし、敷居が高くて行きづらい…」
そう思われる方に、私が強くおすすめしたいのが、
シャツ専門店での「パターンオーダー」
です。
パターンオーダーとは、あらかじめ用意されたベースの型(パターン)から、自分の体型に合わせて各部分のサイズを微調整していくことです。
実は、街にある「鎌倉シャツ」や「麻布テーラー」といったシャツ専門店やスーツ専門店に行けば、既製品に少し毛が生えた程度の価格(1万円前後〜)で、気軽にこのパターンオーダーを作ることができます。
なぜパターンオーダーなのか?
パターンオーダーの最大のメリットは、「首回り」や「袖丈」とは独立して、「身幅(ウエスト周り)」の細さを自由に選べる点にあります。
- 「首が太いから既製品だとLサイズになるけれど、実はお腹は出ていない」
- 「腕が長いから大きめを買うと、いつも胴回りがダボダボになる」
こうした既製品ならではの悩みを、パターンオーダーなら一発で解決できます。
自分の胴回りに合ったスリムな型を選び、背中に「ダーツ」と呼ばれる絞りを入れてもらうだけで、ベルト周りの余分なダブつきは完全に消え去ります。
私はお腹周りは大丈夫なのですが、腕が長いので、既製品のシャツでは首周りを合わせると、袖丈が短くなってしまいます。
かといって、袖丈を長くすると、首周りや身幅がダボダボになってしまいます。
そのため、私はシャツにおいては、上記で紹介した「鎌倉シャツ」のパターンオーダを使うことが多いです。
それ以外のメーカの場合、できるだけ袖の長いモデルがあるタイプを選んでいます。
まとめ:装いが軽くなる季節こそ「サイズ感」に投資を
ジャケットやネクタイが使えなくなるクールビズにおいて、あなたの印象の“格”を決めるのは、シャツ1枚になった時の「シルエットの美しさ」です。
ベルトの上に生地がダブついていない、スッキリと洗練されたウエストライン。
それだけで、あなたの背中は驚くほど若々しく、仕事ができる誠実なビジネスマンとして相手の目に映ります。
ゴールデンウィークの休日は、ぜひお近くのシャツ専門店に足を運び、ご自身の「本当のサイズ」を採寸してもらってください。
その少しの行動が、これからの夏のあなたの印象を劇的に変えてくれるはずです。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。

