
10着の安物より、1着の「資産」。40代のクローゼットを整える“引き算”の法則

「自分らしさを磨き、“格”を仕立てるパーソナルスタイリスト」の紀村昌彦です。
ここ最近、一生モノの革靴について熱く語ってきましたが、実は靴と同じくらい大切にしている考え方があります。それが、服との向き合い方です。
40代になると、「流行りの服をたくさん持っている」ことよりも、**「自分に似合う、本当に良いものを少しだけ持っている」**ことの方が、ずっと素敵に見えるようになります。
今日は、私が大切にしている「資産になる服」の選び方についてお話しします。

40代の悩み:「服はたくさんあるのに、着る服がない」
クローゼットがパンパンなのに、朝「今日、何を着よう……」と立ち止まってしまうことはありませんか?
30代までは、安くて流行っている服をたくさん揃えていれば、なんとなく安心できました。
でも40代に入ると、体型や顔つき、そして社会的な立場も少しずつ変わってきます。
すると、「とりあえず買った服」や「生地がペラペラの服」を着ている自分に、ワクワクしなくなってしまうんです。
鏡を見た時の「なんだか、しっくりこないな……」という違和感。
それは、あなたが「数」を追うステージを卒業したサインかもしれません。
実は5、6年ほど前ですが、私も流行を追っていた時期がありました。
ファストファッションから気軽に手に入る価格帯の流行の服を約1年購入していましたが、前述の通り、違和感を感じて、それ以降、「自分が本当に着たい服」のみを購入するようにしたのです。
ちなみにその1年で購入した50着以上の服は全て処分しました。
10着の安物より、1着の「資産」を持つ
私の経験から、皆さんに提案したいのは、10着の妥協した服を買い揃える代わりに、10年後も「やっぱりこれが好きだ」と思える1着の「資産」を手に入れることです。
ここで言う「資産」とは、単に値段が高い服のことではありません。
- 素材や仕立てが良い: 体型をきれいに見せてくれ、着心地が良いもの。
- 流行に左右されない: 数年経っても古臭く見えず、ずっと現役でいられるもの。
- 手入れができる: 以前ご紹介した革靴のように、ケアをしながら長く愛せるもの。
例えば、上質なネイビーのジャケットや、パリッとした白いシャツ、自分にぴったりのリジットデニム。
こうした「核」になる服が一着あるだけで、大人の「格」は驚くほど上がります。
「資産」を持つことで得られる3つの良いこと
1. 朝の「迷い」がなくなります
「これを着れば絶対に大丈夫」という信頼できる一着があれば、組み合わせに悩む時間がなくなるので、忙しい朝に余裕が生まれます。
また、例えばセミナーに登壇する機会がある人なら、お気に入りのネイビージャケットを1着持っておけば、急に登壇を依頼されてもすぐに対応できることができます。
2. 実は、お財布にも優しい
3万円の服を1年で買い換えるより、10万円の服を10年着る方が、1年あたりのコストは安くなります。
単純計算で1日あたりにかかる値段は後者の方が安くなりますし、何より、その10年間ずっと「良いものを着ている」という満足感、これはお金では測れないモノだと思っています。
3. 「自分への自信」が育ちます
良い服は、着ている人の立ち振る舞いや表情まで変えてくれます。
「今の自分にふさわしいものを身につけている」
という感覚が、40代に必要な「余裕」や「落ち着き」を生んでくれるのです。
まずは「引き算」から始めてみませんか?
いきなり高級な服を買う必要はありませんし、一気に欲しい服のバリエーションを増やす必要もありません。
まずは、クローゼットを開けて「今の自分が着て、心がときめかない服」を少しずつ手放すことから始めてみてください。
引き算をしてスペースができると、そこに今のあなたを一番輝かせてくれる「最高の1着」を迎え入れる準備が整います。
「今の自分には、どんな服が資産になるんだろう?」
「クローゼットを整理したいけれど、何を残せばいいか分からない……」
そんな時は、下記ページからお気軽にご相談ください。
今日も読んで頂き、ありがとうございました。


