ネイビージャケットに「黒靴」はNG?AIが教えないTPO別の正解

「自分らしさを磨き、“格”を仕立てるパーソナルスタイリスト」紀村昌彦です。

以前書いた記事、ネイビージャケットに黒のパンツは合わせるのは難しいという記事を書きました。

こちらの記事は、月に1500回くらいアクセスがある人気記事なのですが、生成AI(以下、AI)に

「ネイビージャケット似合う最適なパンツを教えて」

と聞いたところ、AIの答えが、

「黒のパンツです」

だったのに驚いたというのが、この記事を書くきっかけでした。

そこで今回も同じように、

「ネイビージャケット、グレースラックスに最適なシューズを教えて」

という感じでAIに聞いてみたのです。

すると、

「これは・・・?」

という答えが返ってきました。

今回もAIの提案コーディネートの落とし穴について、ご紹介します。

目次

AIの答えは正解か?

AIが出した答えは

「ダークブラウンの靴」

でした。

しかも「これ一択」といった感じで、対比で挙げられていた黒の革靴は

「少し重すぎ、そして真面目すぎる」

「全体が冷たい印象になる」

と書かれてしまっていました。

確かに間違ってはいないのですが、流石に回答が偏りすぎているのではと感じました。

私なら、一つの色や形の靴に決めうちするのではなく、どのシーンはこの靴といった提案をします。

もちろん、AIに聞く際の、プロンプトに

「具体的なシーンを提案して」

と打ち込めば、ある程度の回答が返ってくるかもしれませんが、それはAIの使い方の話になるので、別の機会に掘り下げたいと思います。

なぜ「AIの定番」をそのまま信じると危険なのか

話を本題に戻します。

革靴の色において、茶色(ダークブラウン)は万能で素晴らしい選択ですが、黒がNGなわけではありません。

「求められるドレス感(フォーマル度)の高さ」によって、黒と茶を明確に使い分けるのが正しい選び方です。

「ネイビージャケット×グレーパンツにはダークブラウンの靴」

これは、ファッションのセオリーとしては間違いなく大正解です。

ネイビーとブラウンは相性が良く、私のこれまでの記事でも「アズーロ・エ・マローネ」として、よく紹介している色の組み合わせです。

AIがこの答えを出すのは、ネット上にある「一番無難で人気のある正解」を拾い上げているからです。

しかし、AIは

「あなたが明日、誰に会うのか」

「どんな場所に行くのか」

という、リアルな状況までは考慮してくれません。

黒靴が必要な「ドレス感の高いシーン」

例えば、スーツを着るほどではないけど、少しドレス感(フォーマル度)が求められる場面で、いくら定番だからといって茶色のスエード靴を履いていくと、相手に「少し軽薄だ」「真面目さに欠ける」と印象を与えてしまう危険性があります。

こういった日は、迷わず「黒の革靴(できれば表革の紐靴)」を選びます。

ネイビージャケットとグレーパンツという少しカジュアルな服装であっても、足元を黒で引き締めることで、全体に「誠実さ」と「キチンと感」が生まれ、仮にスーツの人たちの中に入っても決して浮くことはありません。

ダークブラウンが活きる「ビジネスカジュアルのシーン」

一方で、いつものオフィスでのデスクワークや、気心の知れた取引先との打ち合わせ、あるいは少しリラックスした場面など、通常のビジネスカジュアルの環境であれば、「ダークブラウンの靴」が大活躍します。

黒靴ほど重くならず、親しみやすい印象を与えることができるからです。

つまり、靴の色は「どちらが正解か」ではなく、「今日は自分をどう見せたいか(相手にどう思われたいか)」という、ビジネスマンとしての戦略で使い分ける仕組みになっているのです。

まとめ



AIは「オシャレの基本ルール」を教えてくれますが、ビジネスという「人と人とのコミュニケーション」における微妙な空気感までは読み取れません。

だからこそ、人が「TPO」を考慮して、最終的な判断を下す必要があるのだと改めて確信しました。

「今日は誠実さを伝えたいから黒」

「今日はリラックスした雰囲気を作りたいから茶色」

と、目的を持って靴を選ぶことができれば、皆さんの装いに自信を持て、ビジネスの成果につながるはずです。

明日の仕事も、足元から整った装いの力を借りて、充実した一日にしていきましょう。

今日も読んで頂き、ありがとうございました。

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