
【ALDEN購入記(その3)】ラコタハウスで学んだ、ALDENタッセルローファーのサイズ選びとは?

「自分らしさを磨き、“格”を仕立てるパーソナルスタイリスト」紀村昌彦です。
以前のブログでは、長年憧れていた「ALDEN(オールデン)コードバン タッセルローファー」を、アメリカ出張の機会に手に入れた経緯をお伝えしました。


実は、アメリカへ出発する前、私はALDENの国内正規輸入代理店である「ラコタハウス」へ何度も足を運んでいました。
現地でスムーズに購入できるよう、自分の正確なサイズを計測してもらうためです。
今回は、革靴愛好家の皆様が悩まれる「ALDENのサイズ選び」について、私の実体験を交えてお話しします。

「革を伸ばして馴染ませる」という選び方の注意点
私のブログでは以前、J.M.WESTONの180ローファーについてご紹介しました。

WESTONのローファーでは、最初はタイトなサイズを選び、履き込みながら革を自分の足の形に伸ばして馴染ませていく選び方がよく知られています。(通称、「修行」と呼ばれるものです)
私自身、
「ローファーは靴紐で調整ができないため、最初はカカトが抜けないようキツめを選ぶべきだ」
と考えていました。
しかし、ラコタハウスの担当者の方からは、私が想像していたのとは違うアドバイスをいただきました。
「ALDENの場合、WESTONのローファーのように『革を伸ばして馴染ませる』というサイズ選びは、靴が壊れてしまうので、避けてください」
ALDENの靴は、最初から足に合った無理のない「ジャストサイズ」で選ぶのが基本とのことです。
特にコードバンは美しい艶が出る素材ですが、無理な張力がかかると裂けてしまうデリケートな特性も持っています。
カカトが抜けるのを懸念して過剰にタイトなサイズを購入すると、革が馴染む前に靴の構造自体に負担がかかり、靴が壊れてしまう原因になるそうです。
「ローファー=タイトフィット」という思い込み
革靴のフィット感にこだわりがある革靴好きな人たちは、つい、「ローファー=タイトフィット」という固定観念を持ちがちです。
しかし、靴にはそれぞれ適した選び方があります。
WESTONにはWESTONの、ALDENにはALDENの基準があり、同じブランドの中でも木型(ラスト)によってサイズ感は異なります。
「ローファーだから」と一括りにするのではなく、その靴の構造や素材に合った選び方をすることが、靴を長持ちさせ、快適な履き心地を得るために必要です。
アバディーンラストのサイズ感と私の最適解
ALDENのサイズ選びでさらに注意すべきなのが「ラスト(木型)」の違いです。
定番のプレーントゥ(990など)に使われる「バリーラスト」は幅広ですが、タッセルローファーに採用されている「アバディーンラスト」は、細身で甲が低く作られています。
ラコタハウスでの計測とアドバイスを踏まえ、私が導き出したサイズは以下の通りです。
- 足の計測サイズ: Brannock Device(ブランノックデバイス)で 9D
- 普段のスニーカー(ニューバランス等): 27.5cm
- ALDEN アバディーンラスト(タッセル): 8.5D
ちなみに8Dも試着しましたが、かなりタイトでした。
細身のアバディーンラストでは、スニーカーサイズから極端に小さくする必要はなく、つま先に適度なゆとり(捨て寸)が確保できるサイズを選ぶことが重要です。
この事前の確認があったおかげで、私はアメリカ現地のショップでも迷うことなく、自分の足に合う「8.5D」を指定することができました。
まとめ
ビジネスシーンでも活躍するタッセルローファー、その中でも原点であり、最高峰とも呼ばれる「ALDEN タッセルローファー」。
クールビズでノーネクタイのジャケパンスタイルが増える時期ですが、足元に重厚なコードバンのタッセルローファーを合わせることで、軽装になりがちな夏のスタイルに大人の品格を添えることができます。
皆さんが購入される時に、私のサイズ選びの記事が参考になれば幸いです。
今日も読んで頂き、ありがとうございました。

