ジャケットを脱ぐと太って見える?自然とシルエットが美しくなる、大人のビジネスシャツとは?

「自分らしさを磨き、“格”を仕立てるパーソナルスタイリスト」紀村昌彦です。

3月も下旬になり、日中はかなり暖かく感じる日が増えてきましたね。

オフィス内では空調も入り始め、作業中はジャケットを脱いでシャツ一枚で過ごす、という方も多いのではないでしょうか。

(春から初夏にかけてのこの時期、身軽になって仕事もしやすくなりますよね)

ただ、ここで一つ大きな落とし穴があります。

朝、鏡の前でジャケットを着ている時は「完璧なサイズ感だ」と思っていたのに、いざオフィスでジャケットを脱いだ瞬間、

「あれ、なんだかお腹周りがダボついているな」

「腕の周りに余計な布が余っていて、急におじさんのように見える……」

と、ご自身の姿に違和感を覚えたことはありませんか?



ジャケットを着ている時はごまかせていても、脱いだ瞬間に露呈してしまうのが

「シャツ単体のサイズ感」

です。

今回は、上着を脱いでも絶対にだらしなく見えない、大人のビジネスシャツの選び方について具体的にお話しします。

目次

上着を脱いでも美しい清潔感は、「身幅」と「腕回り」をフィットさせるだけ

基本のビジネススタイルにおいては、この2つのポイントです。

首回りや袖の長さだけでなく、胴体と腕のフィット感を見直すだけで、上着を脱いでもスマートな大人のベースが完成するのです。

なぜ「ゆったりしたシャツ」は太って見えるのか

現代の一般的なスーツのパンツ(スラックス)は、足のラインに沿った比較的スッキリとした細身〜標準の形をしています。

それにもかかわらず、「少しお腹が出てきたから安心」と大きめのシャツを選んでしまうとどうなるか。

下半身はスッキリしているのに、上半身のお腹周り(身幅)や腕回り(アームホール)に無駄な生地が余り、シャツがズボンから少しはみ出しただけで、まるで浮き輪のように腰回りに布がたまってしまいます。

人間の目は、この「細いパンツの上に乗っかった、余った生地のシワ」を、そのままその人の「体型の太さ」や「だらしなさ」として認識してしまいます。

つまり、一般的なスーツスタイルにおいて、体型を隠そうとして着たゆったりサイズのシャツは、あなたを実年齢より老けさせ、だらしなく見せる原因になっているのです。

失敗しないシャツ選び

では、上着を脱いでもサマになるシャツはどう選べばいいのでしょうか。

次にシャツを買うときは、以下の2点を必ずチェックしてみてください。

  • 背中に「こぶし一つ分」のゆとりがあるか
    身幅の正解は、シャツを着てズボンに入れたとき、背中の生地を軽くつまめる程度のゆとりです。

    ピタピタすぎるのはNGですが、横に引っ張って何センチも余るようなら、それは明らかに大きすぎます。
  • 「腕の付け根(アームホール)」がフィットしているか
    ここが一番の盲点です。

    腕を下げたとき、脇の下にたっぷりと生地が余っていませんか?

    アームホールが自分の腕の太さに合っている(高めに作られている)シャツを選ぶと、腕を上げ下げしても胴体の生地が引っ張られず、腰回りのシルエットが綺麗に保たれます。

まとめ

これからの季節、ジャケットを脱いでシャツ一枚になる機会はどんどん増えていきます。

一般的なスーツのパンツに合わせる場合、ダボダボのシャツで「疲れたおじさん」になってしまうのか、体にフィットしたシャツで「洗練された大人の男」でいられるかは、身幅と腕回りという、ほんの少しの違いで決まります。

装いとは、単に自分の好み(主観)だけを押し付けるものでも、他人の目(客観)ばかりを気にして窮屈になるものでもありません。

大人の装いの醍醐味は

「自分が着ていて気分が上がる(自分らしさ)」と、「相手から見て信頼できる(格)」がピタッと重なる、まさに『主観と客観の最大公約数』

を見つけることです。

この絶妙なバランスが見つかったとき、服はあなたの魅力を最大限に引き出す最強の味方になってくれます。

ぜひ、ご自身のシャツを一枚着てみて、お腹周りと脇の下の「生地の余り」をチェックしてみてください。

ちなみに今回は「細身のスーツパンツに合わせる場合」を基本としてお話ししました。

実は、最近流行りの「クラシックで太めのパンツ」や「休日のカジュアル」の場合は、シャツのサイズの正解が少し変わってきます。

この上下のバランスの仕組みについては、次回の記事で詳しくお話しします。

今日も読んで頂き、ありがとうございました。

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