40代からの「格」は下半身で決まる。一生モノのグレースラックス3選

「自分らしさを磨き、“格”を仕立てるパーソナルスタイリスト」紀村昌彦です。

ビジネスマンにとって、ジャケット選びには力を入れるけれど、パンツ(スラックス)は「なんとなく」で選んでしまっている……という方は意外と多いものです。

しかし、40代を過ぎた大人の装いにおいて、「下半身のシルエット」こそが全体の清潔感と信頼感を左右します。 +1

今回は、私が長年愛用し、自信を持っておすすめできる「グレースラックス」の3大ブランド――インコテックス、PT01(ピーティーゼロウーノ)、ベルナルド・ザンス――について、それぞれの理屈と選び方のポイントをお話しします。


目次

なぜ、今「グレースラックス」への投資が必要なのか

ビジネスシーンにおいて、グレーのスラックスは「最強の土台」です。

紺のジャケットはもちろん、ジャケパンスタイルや、時にはポロシャツやニットと合わせても、相手に「きちんとした印象」を確実に与えることができます。

私が所有している3つのブランドは、どれも「一生モノ」と呼べる名品ばかりです。

決して安価ではありませんが、その分、履いた瞬間に自分の脚が長く、綺麗に見える「魔法のような仕組み」が備わっています。


1. インコテックス(INCOTEX)

「パンツの王様」とも称されるイタリアのブランドです。私が考えるインコテックスの凄さは、その

「普通なのに、圧倒的に綺麗」

というバランスにあります。

  • 理屈:
    腰回りは吸い付くようにフィットし、膝から下にかけて緩やかに細くなるテーパードシルエット。
  • メリット:
    お尻周りが日本人の体型にも合いやすく、シワになりにくい上質なウール素材が、忙しい出張時でも品格を保ってくれます。


PT TORINO(ピーティー・トリノ)

私が購入した5年ほど前はPT01(ピーティーゼロウーノ)という名称でした。

そこから「PT TORINO(ピーティー・トリノ)」と名称が変わりましたが、イタリアらしい華やかさを求めるならここです。

  • 理屈:
    インコテックスに比べて、ややノーズ(パンツの筒部分)がシャープで、より現代的な印象を与えます。
  • メリット:
    ストレッチが効いているモデルも多く、機内などの移動中も快適に過ごせます。

    それでいて見た目は非常に洗練されているため、現地での大事な会議でも引け目を感じることはありません。

    下の写真はリングジャケットのネイビージャケット、オールデンのプレーンの革靴にPTのスラックスを合わせたコーディネートです。

    こちらはアメリカ出張先のホテルで撮影したものですが、ストレッチが効きながらも、きちんとさを出してくれる、このアイテムを本当に重宝しています。

 


ベルナルド・ザンス(BERNARD ZINS)

最後は、フランスの老舗ブランド、ベルナルド・ザンスです。

  • 理屈:
    イタリアブランドが「シャープさ」を追求するのに対し、ザンスは少しゆとりのある「エレガントなドレープ感」が特徴です。
  • メリット:
    昨今のトレンドである「少し太めのシルエット」を、品良く取り入れることができます。

    かっちりしすぎず、それでいて「ナイスなパンツだね」と褒められるような、大人の余裕を演出したい時に最適です。

結局、どれを選べばいいのか?

もし、あなたがこれから「本当に良いスラックス」を1本揃えようとしているなら、まずはインコテックスのミディアムグレーから始めることをおすすめします。

理由は、あまりに完成度が高く、どんな場面でも「失敗しない」からです。

高価な買い物に不安を感じるかもしれませんが、J.M.ウエストンの靴と同じように、

「良いものを手入れしながら長く履く」

ことは、結果として買い替えのコストを抑え、精神的な余裕にも繋がります。

足元という土台が整うと、朝の服選びの迷いが消え、仕事への集中力も変わってきます。

ジャケット、革靴と一流のものを揃えたら、今回紹介したスラックスをぜひ試してみて下さい。

今日も読んで頂き、ありがとうございました。

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