資料は何点の出来で提出すれば良いか?
仕事と家族の両方で成果を出す「ハイブリッドワーク」の考え方をお伝えします。
紀村昌彦です。
「仕事の出来は70点くらいでいいから、まずは提出する。」
よくビジネス系の本で見るフレーズではありませんか?
皆さんがもし、この通りにやっているけど、なかなか上司からよい評価がもらえない・・・と思っていたら、それは上司と目指すゴールが異なっているかもしれません。
連休明けの出勤日の午前9時、上長から課内に向けて、こんなメールが来ました。
「週末に客先提出資料の方向性を確認したいので、今日の11時な進捗状況含めて報告して下さい。」
突然のこんなメール、聞いてないから何も準備できていない・・・。
以前の私であれば、急だから対応できないから、時間は関係なく報告できる段階になったら、報告しようと思っていました。
そして上長から
「あれ、どうなった?」
と言われ、慌てて資料を持って行くも、
「全然言いたいことが分からない。」
と言われる始末でした。
今回は手書きの資料も含めて、全体の構成が分かるような資料を時間内に作りました。
自分の出来としては20点くらいです。
そして約束の時間になると、報告に来ているのは私だけ・・・
私は20点の資料で報告しましたが、そこで上長含めた関係者から意見を頂き、打合せ後は、
「この案件は方向性が固まったな。」
と言われました。
上長が求めていたのは、70点の出来で持ってくるのではなく、すぐに資料を見て、情報を共有し、方向性を決めることだったのです。
皆さんも常に70点の資料の出来にこだわるのではなく、状況によって上司が求めるレベルを判断すると、評価につながるかもしれません。
今日も読んで頂き、ありがとうございました。