
「ゆったり服」はおじさん見えの原因?清潔感を出すためのジャストサイズの選び方

「自分らしさを磨き、“格”を仕立てるパーソナルスタイリスト」紀村昌彦です。
前回は、大人の清潔感の第1弾として「服のシワ」についてお話ししました。
今回は、その第2弾として、同じくらい第一印象を左右する「サイズが合っていること」の重要性について具体的にお話しします。
40代にもなると、多少の体型の変化もあって、
「少しお腹周りが気になってきたから、ワンサイズ大きめの方が安心かな」
「休日はとにかく締め付けのない、ゆったりした服が楽で……」
と、無意識のうちに少し大きめのサイズを選んでしまう方が非常に多いです。
(そのお気持ち、痛いほどよく分かります。私も休日になると、つい楽な服に手が伸びそうになりますからね)
しかし、その「楽だから」という理由で選んだ大きめの服が、せっかくのあなたの評価を下げ、疲れた「おじさん見え」の直接的な原因になっているとしたら・・・
今回は評価に直結する、清潔感が出るサイズ選びのコツをお伝えします。

大人の清潔感は、ジャストサイズの服を着るだけ
結論から言うと、これに尽きます。
特別なブランドも、奇抜なデザインも必要ありません。
自分の体に合ったジャストサイズの服を着るだけで、大人の男のベースは完成するのです。
なぜ「大きめのサイズ」はだらしなく見えるのか
体型を隠そうとして大きめの服を着ると、生地に不要な「余り」が生まれます。
この余った生地は、あちこちに不自然なシワやたるみを作ります。
実は、人間の目はこれらの「不自然なシワやたるみ」を、無意識のうちに「だらしなさ」や「清潔感のなさ(視覚的なノイズ)」として直感的に処理してしまうのです。
お腹周りを隠しているつもりが、逆に全体の見た目が野暮ったくなり、実年齢よりも老けて見られる大きな原因になってしまいます。
失敗しないサイズ選びの具体的な基準
では、どうすれば自分に合ったサイズを見つけられるのでしょうか。
今回は、初心者の方でも絶対に失敗しないポイントを2つだけお伝えします。
- ジャケットやシャツは「肩」で合わせる
トップスの形を決める最も重要なパーツは「肩」です。
肩の縫い目が、実際の自分の肩の端にぴったり合っているかを確認してください。
ここが落ちていると、途端にだらしなく見えます。
肩がしっかり合っていれば、身幅、袖丈や着丈はお直しで可能です。 - スラックスは「靴の甲に軽く触れる長さ」
パンツの裾に生地がダブダブとたまっている状態(クッションが多すぎる状態)は絶対にNGです。
靴の甲に触れるか触れないか程度のスッキリした長さにすることで、足が長く見え、下半身のシルエットが整います。
まずはこの2点だけを意識して試着をしてみてください。
これだけでも見た目は劇的に変わります。
私自身の「サイズ」に関する失敗談
偉そうに語っている私自身も、過去にサイズ選びで大きな失敗をした経験があります。
7、8年前タイトなスタイルが流行していた時、タイトフィットのパンツを時期がありました。
しかし、いざ仕事を始めてみると、太ももが窮屈で、席に座ったり、立ったりするたびに動きにくさを感じていました。
(ひどい時は、夕方になると窮屈さで体が疲れ切り、仕事に全く集中できないこともありましたね)
逆に、かなり大きめのジャケットを着ていた時期もあります。
その時は、見た目がだらしなくなるのはもちろんですが、自分の服の「余り」そのものが気になって落ち着きませんでした。
タイトすぎても、大きすぎても、結局は「服の違和感」に気を取られてしまい、目の前の仕事への集中力を大きく削がれていたのです。
この経験から、
「自分の体にジャストフィットする」
サイズを選ぶことが、ビジネスマンのパフォーマンスを最大限に引き出すベースになると身をもって学びました。
まとめ
サイズの合っていない服を着ていると、だらしない印象を与えてしまい、ビジネスにおける信頼感を損ないます。
逆に、自分の体型にピタッと合うジャストサイズの服を選ぶことで、見た目がスッキリとし、清潔感のある印象を相手に与えることができます。
朝、鏡の前でジャストサイズのジャケットに袖を通し、無駄なシワのないきれいな形を見たとき、自然と背筋が伸びるのを感じるはずです。 
その「よし、今日もいけるぞ」という前向きな気持ち(自己一致感)が、日々の仕事への集中力を高め、現状のモヤっとした感じを打破する力になります。
週末、もし服を買いに行く機会があれば、いつもより「ワンサイズ下」も必ず試着室に持ち込んでみてください。 (できれば、3種類以上違うサイズを試着されることをおすすめします。)
ほんの少しサイズを見直すだけで、仕事の成果は確実に変わってきます。
次回は清潔感の3つの法則の最後、「季節感」について掘り下げていきます。
今日も読んで頂き、ありがとうございました。

