
数千円と数万円、メガネの価格差はどこに?「かけ心地」で選ぶ大人のメガネ戦略

「仕事の成果を出す、装いの専門家」
紀村昌彦です。
気温がグッと上がり、軽装になるこれからの季節。
ビジネスシーンでも、休日でも、シャツ一枚やシンプルなトップスに頼りがちになりますよね。
そんな時、装い全体に「季節感」や「品格」をさりげなくプラスする上で、非常に重要な役割を果たすのが、「小物」です。
先日、夏の装いにおけるカバンの衣替えについて下記のブログでお話ししました。

今回注目したいのは、私たちの「顔」の一部とも言える「メガネ」です。
メガネは顔の中心に位置するため、あなたの印象を大きく左右する「装い」の一部であり、個性を表現する重要なアイテムです。
ただ、メガネといっても無数のアイテムから選ぶのは大変です。
そこで今回は、大別して「お手軽価格のフレームと専門ブランドのフレーム」の違いを紹介します。

お手軽価格の魅力と、見過ごされがちな「かけ心地」
近年、JINSやZoffといったブランドが台頭し、数千円からという驚くほどお手軽な価格でメガネを購入できるようになりました。
私も、その手軽さに惹かれ、いくつかのフレームを試したことがあります。
これらのブランドの大きな利点は、「色々なタイプのフレームをお手軽価格で試しやすい」という点です。
ファッションに合わせて気軽にメガネを替えることができるのは、非常に魅力的です。
しかし、その一方で、私が強く感じたのが、「かけ心地」への物足りなさでした。
- フィット感の欠如:
鼻に当たるとズレやすい、耳の裏が痛くなる、長時間かけていると頭が締め付けられるような感覚がある…といった経験はありませんか? - 調整範囲の限界:
これらの安価なメガネは、多くの場合、フレーム自体の調整範囲が広くありません。
どんなにフレームを調整してもらっても、自分の顔や頭の形に完璧にフィットさせるのが難しいと感じることが多々あります。
もちろん、普段使いや一時的な使用であれば問題ないかもしれません。
しかし、私のようにメガネを常用している方、特にビジネスシーンで長時間メガネをかけ続ける方にとっては、この「かけ心地」の差は、想像以上に大きなストレスとなるのです。
極上のフィット感が得られる、専門ブランドのフレーム
それに対し、私が長年愛用している専門ブランドのメガネは、「かけ心地」において、安価なブランドとはまさに天と地の差があります。
私が愛用しているのは、例えばOliver Peoples(オリバーピープルズ)、Alain Mikli(アランミクリ)、そして999.9(フォーナインズ)などのブランドです。
これらのブランドのフレームは、決して安価ではありませんが、一度そのかけ心地を体感すると、その価格以上の価値があることを実感するはずです。
- 感動的なフィット感:
- フレーム全体が顔に吸い付くようにフィットし、まるでメガネをかけていることを忘れてしまうほどの快適さです。
- 長時間かけていても、鼻や耳が痛くなったり、締め付けられたりすることがほとんどありません。
- 調整範囲の広さ:
専門ブランドのフレームは、熱を加えて変形させやすい素材を使用していたり、細部のパーツが可動式になっていたりと、顔の形に合わせて細かく調整できる余地が大きく設計されています。
これにより、「極上のフィット感」を実現できるのです。
メガネを購入する前は、フレームが調整されていないため、このフィット感が体感できませんが、購入後、自分の顔にフィットするように調整されたメガネをはめた瞬間の感動は表現し難いものがあります。
注意!全ての専門ブランドが「完璧なかけ心地」ではない
ここで一つ、注意しておきたい点があります。
「専門ブランドなら、どれを選んでも最高のフィット感が得られる」
残念ながら、それは必ずしも当てはまりません。
特に、ヴィンテージフレームや、そのデザインを忠実に再現したレプリカ(復刻版)のフレームには注意が必要です。
例えば、私が所有しているフランスのLesca(レスカ)というブランドのフレームは、まさにその典型です。
引用先:https://ponmegane.com/brand/lesca/
レスカのようなブランドは、その独自の雰囲気やデザインに魅了される方も多いですが、欧米人の骨格に特化して設計されているがゆえに、日本人である私たちの顔には、鼻パッドの位置が合わず、どうしてもフィット感が良くないと感じるものも少なくありません。
私もレスカのメガネを買った当初は、鼻に乗らないため、メガネがずり落ちていました。
しかし、多くのメガネ店では、フレームの調整技術に加え、鼻パッドを加工して高くするといったカスタマイズが可能です。
鼻パッド加工前
鼻パッド加工後
鼻パッド加工後の写真を見ると、鼻パッドが明らかに大きくなっているのがわかります。
このような加工を施すことで、劇的にかけ心地が改善し、快適に着用できるようになるケースが多々あります。
私のレスカのフレームも、鼻パッドを調整してもらうことで、格段にかけやすくなりました。
まとめ
もしあなたがメガネを常用しているのであれば、ぜひ一度、JINSやZoffといったカジュアルブランドだけでなく、専門ブランドの高品質なフレームを試着し、そのかけ心地を体感してほしいと思います。
これからの夏のシーズンは、装いがカジュアル化し、シンプルになりがちです。
そんな時だからこそ、メガネやカバンといった「小物」にこだわることが、あなたの装い全体の品格を左右します。
メガネを普段かけない人も、伊達メガネ(度が入っていないメガネ)を使ってみるといいでしょう。
快適なかけ心地のメガネは、日々の仕事のストレスを軽減し、集中力を高め、結果的に仕事のパフォーマンス向上にも寄与します。
今回の記事を参考に、ぜひあなたのお気に入りの一本を探してみてください。
今日も読んで頂き、ありがとうございました。
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