普通のジャケットなのに「おしゃれ」と言われる秘密。40代が守るべきサイズの正解とは

「自分らしさを磨き、“格”を仕立てるパーソナルスタイリスト」紀村昌彦です

これまでネイビージャケットの素材、色、生地の作りについてお話ししてきましたが、いよいよ最終回です。

最後にお伝えしたいのは、すべての要素を形にするための「サイズ選び」です。

どれほど上質なウール100%のジャケットを選んでも、サイズが合っていなければ「だらしなさ」や「無理をしている感」が出てしまいます 。

今回は、40代以上のビジネスマンが周囲から一目置かれるための、具体的なサイズ選びのチェックポイントをお伝えします。



目次

結論:サイズ選びは「清潔感を得るための及第点」から始める

サイズ選びにおいて大切なのは、まずは

「清潔感のある見た目」

という及第点をしっかりクリアすることです。

巷にはさまざまなファッション理論がありますが、今回お伝えする基準は「これが100点満点の正解」というものではありません。

しかし、この基準を守るだけで、ビジネスの場で恥をかかない、清潔感のある装いが自ずと整います。

そのための具体的な仕組みを解説しましょう。


徹底的にこだわるべき「3つの基本指標」

まずは、鏡の前で必ずチェックしていただきたい、サイズ選びのベースとなるポイントです。

1. 肩幅:シルエットの土台

ジャケットの見た目を決めるのは肩です。

肩先が余って落ちていたり、逆に内側に入りすぎたりしてはいけません。

肩先に指一本分のゆとりがある状態が理想的です。

ここが合っていると、全体のシルエットが綺麗に見えます。

2. 袖丈:柔軟に考える清潔感

一般的には

「袖口からシャツが1cmから1.5cmくらい出る」

のが基本とされます。

これはスーツ着用の際には、守って欲しいのですが、ビジネスカジュアルで着用するジャケットの場合、シャツが見えないくらいの長さでも、清潔感があれば問題ないと個人的には考えています。

3. 着丈:大人に相応しい落ち着き

着丈(ジャケットの長さ)は、大人の品格を左右します。

短すぎると幼く、軽薄に見えてしまいます。

40代以上の男性であれば、最低でも「お尻の3/4が隠れるくらい」の長さは欲しいところです。

これくらいの長さがあると、落ち着いた、信頼感のある見た目になります。


プロが教える、一歩差がつく「身幅」と「背中」の確認術

基本の3点に加えて、ぜひ実践していただきたいのが「シワ」のチェックです。

身幅は「横一文字の薄いしわ」を狙う

ジャケットのボタンを閉めた状態で、ボタンを中心に横一文字に薄くしわが入るくらいのゆとりが、ジャストフィットです。



これ以上きついと窮屈に見えますし、全くしわが出ないほど余っていると、シルエットがぼやけてしまいます。

背中は「店員さんの目」を借りる

自分では見えない「背中」こそ、プロの確認が必要です。

「背中に不自然なしわが寄っていないか」

を必ず店員さんに確認してもらってください。

余計なしわがない背中は、それだけで仕事ができる男の「頼もしさ」を演出してくれます。


基本を守ることで得られる「評価」

私は、これまでお伝えしてきた「ダークネイビーの色」「ホップサックの生地」、そして今回の「ジャストサイズ」という基本のルールを忠実に守っていますが、それによってどんな評価が得られているかをお話しします。

私が持っているジャケットは特別なデザインのものではありません。

王道のネイビージャケットにグレーのスラックスを合わせているだけです。

それなのに、初対面の方から

「おしゃれですね」「外見にしっかり気を使っていますね」

と言っていただけ、それを元に会話が始まります。

その他にも、ドレスアイテムを専門に扱っているセレクトショップで買い物をしていた時に、店員さんに間違えられて声をかけられたこともあります(笑)。

背伸びをする必要はありません。基本を整えるだけで、外見はあなたの強力な味方になってくれます。


【まとめ】

最後に、ネイビージャケットの信頼を仕立てるためのサイズをチェックリストとしてまとめました。

チェック項目理想の基準(及第点)
肩幅肩先に指一本のゆとりがある。
袖丈シャツが覗くか、見えない程度の長さで可。
着丈最低でもお尻の3/4が隠れる長さ。
身幅ボタンを閉めて、横に薄くしわが入る。
背中無駄なしわがなく、スッと落ちている。

ネイビージャケットという王道のアイテムだからこそ、サイズという細部にこだわることで、あなたの「格」は確実に上がります。

今回でネイビージャケット編は完結です。最高の一着をジャストサイズで着こなし、ビジネスシーンで一目置かれる存在になりましょう。

今日も読んで頂き、ありがとうございました。

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