
「服はあるのに、着たい服がない」の正体。自信が100点になるクローゼットの作り方

「自分らしさを磨き、 “格”を仕立てるパーソナルスタイリスト」紀村昌彦です。
前回のブログでは、装いは「自分を仕事モードに切り替えるスイッチ」であり、自分という価値を正しく伝えるツールであるというお話をしました。

それを読んで、さっそくクローゼットを開けてみた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、そこでこんな悩みは出てきませんでしたか?
「服はたくさんあるのに、着たい服が一着もない……」
今日は、そんな状況を打破し、あなたの人生を加速させるための具体的なステップ――
「クローゼットの引き算」
についてお伝えします。

「これでいいや」が、あなたの自信を少しずつ削っている
毎朝、クローゼットから取り出す一着が、その日一日のあなたのセルフイメージを決定します。
ここで気をつけていただきたいのが、「これでいいや」という妥協の服の存在です。
「安かったから」
「いつか着るかもしれないから」
「汚れを気にしなくていいから」……。
そんな理由で選ばれた服を着ているとき、私たちの心は無意識に「今日の自分はこの程度でいい」と、基準を下げてしまっています。
100点の服を一着持つことは、60点の服を五着持っているよりも、はるかに強くあなたの自信を支えてくれるのです。
理想の自分という「名品」にふさわしい空間を作る
想像してみてください。
街で見かける洗練されたセレクトショップ。
その中央にあるショーケースに、高級な時計と並んで、古びた雑貨や不要なものが無造作に詰め込まれていたらどうでしょうか。
せっかくの時計の価値まで、低く見えてしまいますよね。
前回のブログで、あなたの経験や人柄は
「一生ものの価値がある」
とお伝えしました。
あなたのクローゼットも、そんな「自分」という名品を大切に扱い、最高の状態で世の中に送り出すための「ショーケース」であるべきです。
整理の基準は、単に「今着られるか」だけではありません。
「3年後、理想の自分はこの服を自信を持って着ているか?」
という視点で、自分を引き立てる最高の「ツール」を厳選してみてください。
戦略的な「引き算」と、賢い「脇役」の残し方
整理といっても、すべてを高級品に買い換える必要はありません。
大切なのは、「主役」と「脇役」を明確に分けることです。
- 【残すべきもの】
- 袖を通すと背筋が伸びる「勝負服」
- 手入れの行き届いたAldenなどの「一生モノ」
- それらを引き立てる、清潔感のあるユニクロなどの「名脇役」
- 【手放すべきもの】
- サイズが微妙に合わなくなった服
- 「いつか着るかも」と3年以上眠っている服
- 明かに流行遅れ、今の自分にふさわしくない服(例:ダメージデニムなど)
スペースを空けることは、単に物を減らすことではありません。
「理想の未来の自分」が入ってくるための場所を、あらかじめ用意しておくことなのです。
過去のブログでもお伝えしたことがありますが、私も一時期、その年に流行した服を何十着と購入しましたが、上記の「手放すべきもの」の項目に当てはまったため、迷いなく全て処分しました。
おかげで、代わりに自分の背筋が伸びる服や靴に巡り合うことができました。
まとめ
クローゼットを「今の自分に100点」の服だけに絞ると、毎朝の迷いが消えます。
迷いが消えると決断力が上がり、その余裕があなたの行動に「格」を生みます。
明日、クローゼットを開けるとき。 一着ずつ、自分に問いかけてみてください。
「この服は、私の未来を応援してくれるだろうか?」
その小さな「引き算」が、あなたの人生に新しい、そして大きなチャンスを呼び込むきっかけになるはずです。
今日も読んで頂き、ありがとうございました。

