「器用な人が羨ましい…」。不器用な私が見つけた“自分だけの強み”の見つけ方

「自分らしさを磨き、“格”を仕立てるパーソナルスタイリスト」 紀村昌彦です。

先日、学生時代の友人から、

「昔からずっとファッションを続けていてすごいよな。」

と言われたんです。

自分では当たり前だと思っていたので、少しハッとして、同時に嬉しい気持ちになりました。

確かに私は、昔から何か一つのことを続けることが、得意というか、好きな人間です。

でも実は、そんな私でも、いろんなことを器用に、そつなくこなしている人が羨ましくなる時があるんです。

今回は、そんな私の経験から、周りの評価や流行に流されず、あなた自身にとって何が最適かを見極める方法についてお話ししたいと思います。

目次

原点にある「一点突破」の思考

思い返せば、この「一つを続ける」という私の性質は、昔から変わりません。

それは、中学から社会人まで没頭していたスポーツでも同じで、 私は、全ての技術をそつなくこなす「オールラウンダー」ではありませんでした。

その代わり、「この技術なら、誰にも負けない」という技を徹底的に磨き込みました 。

中学、高校と指導者がいない環境だったからこそ、仲間達と考え、自分たちの頭で「どうすれば勝てるか」を分析し、導き出した答えがその「一点突破」の戦略だったのです 。

だから、このスラムダンクの言葉は大好きでしたね。


出典:スラムダンク 完全版18巻より

ファッションに対しても、私のスタンスは同じで、常に最新の流行を追いかけるよりも、一つの定番アイテムを深く掘り下げたりすることに、大きな喜びを感じます。

「器用な人」への、正直な憧れ

しかし、そんな私でも、SNSなどで多才な人を見ると、正直に「すごいな」と感心し、少し焦りを感じることさえあります。



例えば、いろいろな資格を持って、様々な手法を組み合わせ、ビジネスをやっている人や、数種類のSNSを上手に使いこなして発信をしていたりすることです。

そんな人たちを見ていると、「自分はこんなに不器用で、一つのことしかできなくて良いのだろうか?」と、ふと不安になるのです。

あなたにも、そんな風に感じた経験はありませんか?

この葛藤を通じて僕が気づいたのは、大切なのは「どちらが優れているか」ではない、ということでした。 重要なのは、「自分はどちらのタイプが、より心地よく、より力を発揮できるのか」を、自分自身で理解することだったのです。

周りに流されない「自分軸」の見つけ方

では、どうすれば自分に合った道を見極めることができるのでしょうか。

もしあなたが、かつての私のように少し迷っているなら、以下の3つの質問を自分に問いかけてみてください。

  1. 時間を忘れて没頭できることは何か? (やらされているのではなく、気づいたらやっていること)
  2. 人から「すごいね」と褒められることは何か? (自分では当たり前だと思っていても、周りから評価されること)
  3. やっていて、心が「満たされる」のはどんな時か? (多くのことをこなした時か、一つのことを深く探求した時か)

何か一つのことを無理に極める必要もなければ、逆に器用貧乏になる必要もありません。

大切なのは、周りの評価や流行に流されず、自分自身が最も力を発揮できる道を見極めることです。

まとめ

「一つを続けること」も、「いろんなことができること」も、どちらも素晴らしく、 そこに優劣はなく、ただ特性が違うだけです。

この考え方は、スタイリングの仕事の根幹にもなっていて、私は、お客様に対して一方的に流行の服を勧めることはしません。

まず、その人のお話をじっくりと伺い、その人だけの「強み」や「らしさ」という輝く『一点』を見つけ出すこと。

そして、その『一点』を装いの力で最大限に引き立てるお手伝いをしています。

この記事が、あなたが自分だけの「強み」を見つめ直し、自信を持つきっかけになれば、嬉しいです。

今日も読んで頂き、ありがとうございました。

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