
人生の充実度は「何を着るか」で決まる。私の装い、15年間の記録。

「自分らしさを磨き、“格”を仕立てるパーナルスタイリスト」
紀村昌彦です。
ふと、ここ15年ほどの自分のキャリアと、その時々に着ていた服を振り返ってみると、そこには驚くほど明確な相関関係があることに気づきました。
仕事がうまくいっている時、僕は何を身につけていたのか。
逆に出口の見えないトンネルを彷徨っていた時、僕の装いはどうだったのか。
まずはこちらのグラフをご覧ください。
これは、私のここ約15年間の「装い」の方向性と、「人生の充実度」を重ね合わせたものです。
なぜ、これほどまでに装いと人生がリンクするのか。
その物語を、これから時系列でお話しします。

2013年〜2018年:停滞期 ―評価されず、服も心も擦り切れた日々―
この時期のことは、以前のブログでもお話ししましたね。私にとって「暗黒の5年間」でした。

- 装い:
仕事の状態を映し出すかのように、ただ「持っている服」を着回すだけの日々。
新しい服を買う気力も時間もなく、クローゼットにある服は、心と共に少しずつ擦り切れていきました。 - 仕事:
転職先で全く評価されず、常に仕事に追われ、心身ともに疲弊していました。
装いへの意識も日々の忙しさの中で忘れてしまい、人生の充実感も、限りなくゼロに近い状態でした。
2019年〜2020年:転換期 ―「投資」が好循環を生んだ2年間―
この時期に、私の人生は大きく動き出します。
きっかけは、今まで着たことがない一着の上質なジャケットと一足の革靴への「投資」でした。
- 装い:
スーツ、ジャケット、革靴といった、自分の「格」を上げるためのビジネスウェアを新調。
自分に自信を与えてくれる「戦闘服」を手にいれました。 - 仕事:
装いを整えたことで身が引き締まる思いがしました。
日々の仕事にも自信を持って取り組めるようになり、その結果、厳しいと評判の上司からも「安心して任せられる」と評価されるようになったのです。
装いへの投資が、自信(主観)と評価(客観)の好循環を生み出し、人生の充実感が一気に高まった時期です。
2021年:迷走期 ―流行に手を出し、見失った自分―
仕事で評価され始め、少し心に余裕が生まれたこの年、私は一度、道に迷います。
「もっとオシャレに見られたい」
「ファッション感度が高いと思われたい」
そんな気持ちから、それまでとは違うタイプの服に手を出すようになりました。
- 装い:
ファストファッションを中心に、流行の服などを積極的に取り入れました。しかし、それらの服を着ても、心は満たされませんでした。
多い時は月に20着以上とかなり多くの服を購入しましたが、しっくりしなかったのは、「自分らしい」装いではなく、ただ世の中の空気に合わせただけの「借り物」のスタイルだったからです。 - 仕事:
なぜか再び残業時間が増え始め、プライベートの時間もパッとしない。
何かが噛み合わない、苦しい一年でした。
自分らしさを忘れ、流行にばかり気を取られた結果、充実感のグラフは再び下降線をたどりました。
余談ですが、この時期に購入した大量の服は、一着も残っていません。
良いものを長く着るという自分の価値観とマッチしていなかったからということを、改めて知ることができました。
2022年〜現在:回帰、そして充実期 ―「自分らしさ」という原点へ―
2021年の迷走を経て、私はようやく自分の「原点」に立ち返ることができました。
- 装い:
流行を追うことをやめ、上質なジャケットや革靴といった、自分の心を奮い立たせてくれるドレスやクラシックなどの定番スタイルへと回帰しました。 - 仕事:
海外に現地偵察や買い物に行くなど、今まで想像もしなかった仕事ができるようになりました。スタイリストとして本当に「好きなこと」で価値を提供できるようになりました。
「自分らしさという土台の上に、しっかりと格を仕立てる。」
この原則に立ち返ったことで、私の人生の充実度は、今、最も高い位置にあります。
まとめ
この15年間を振り返って、確信したことがあります。
それは、人生の充実感は、自分らしさに沿った装いをしている時にこそ、最大化されるということです。
あなたにとって、心から自信が湧き、自分らしくいられる装いとは何でしょうか。
流行の服でも、定番の服でも構いません。
大切なのは、それがあなたの心を豊かにしてくれるかどうかです。
この記事が、皆さんの装いと人生を見つめ直す、小さなきっかけになれば幸いです。
今日も読んで頂き、ありがとうございました。
「成果を掴みたい」
と思ったあなたへ。
装いを変えることで、
周りからの見る目が変わるのはもちろん、
あなた自身の行動が変わります。
その行動が成果につながり、
人生が好転していきます。
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