
ネイビージャケットに「黒パンツ」はNG?ネイビージャケットに合わせるべき正解とは?

「自分らしさを磨き、“格”を仕立てるパーソナルスタイリスト」紀村昌彦です。
今日も新年度向けの内容です。
前回のブログで、「ネイビージャケット」に「肉厚な白Tシャツ」を合わせるだけで完成する、というお話をしてきました。

では、その下(ボトムス)には何を履けばいいのでしょうか?
「ジャケットがネイビーでインナーが白だから、ズボンは無難に『黒のパンツ』を合わせておけば間違いないだろう」
もしあなたが今そう思ったなら、ちょっと待ってください。
実はそれ、多くの大人の男性が気づかずに陥っている「落とし穴」です。
今回はネイビージャケットに合わせるパンツで多くの方が勘違いしている内容と、合わせるべきパンツをお伝えします。

万能に見える「黒パンツ」と「ネイビージャケット」の落とし穴
多くの人がお持ちであろう「黒のパンツ(スラックスやチノパン)」。
汚れも目立たず、どんな服にも合う「万能アイテム」だと思われがちです。
しかし、私がおすすめしてきたビジネスの装いにおける必須アイテム
「ネイビージャケット」に「黒のパンツ」を合わせるスタイルは、実はファッションにおいて非常に難易度が高い組み合わせなのです。
なぜなら、ネイビー(濃紺)とブラック(黒)は、どちらも非常に暗い色同士だからです。
この2つを上下で合わせてしまうと、以下のような「違和感」がでます。
- 暗い色同士で境目がボヤけ、「間違えて違うスーツの上下を着てきた人」に見える
- さらにこの時期は、全身の印象が重く、暗くなりすぎる
「ネイビー×ブラック」の配色が多く見られるのは、海外のコレクションモデルや上級者が、素材感のわずかな違いを計算し尽くして初めて成立する「モード」な着こなしです。
基本のルールを整えようとしている私たちが「とりあえず無難だから」という考えで使ってしまうと、相手から見て、
「なんだか雰囲気が重くて、ちぐはぐ」
という印象を与えてしまうのです。
ネイビージャケットの最強の相棒は「グレーのテーパードパンツ」
では、休日のネイビージャケットの下には、何を履くのが正解なのでしょうか。
ネイビージャケットの魅力を120%引き出すのは
「ミディアムグレーのテーパードパンツ」
です。(※テーパードとは、太もも周りはゆったりで、足首に向かって細くなる美脚シルエットのことです)
- なぜ「グレー」なのか?(コントラストの理論)
ネイビーのジャケットに対し、少し明るい「ミディアムグレー」のパンツを合わせると、上下に明確な「コントラスト」が生まれます。
黒パンツでは沈んでしまっていたジャケットの良さが、グレーを合わせることで一気に引き立ちます。
ここで注意して欲しいのが、グレーは色味の種類が多いです。
チャコールグレーなどの濃いグレーはこの時期に使うと重くなってしまうので、この時期は「ミディアムグレー」を選ぶことです。(多くの人が勘違いしやすいので、注意です)
また、初夏を入った頃からは逆に「ライトグレー」を使うと、より季節感が出て良いでしょう。
実は私自身も、昔はこの「黒パンツの使いやすさ」にどっぷりとハマっていました。
昔の写真を見返すと、ネイビージャケットに黒のスラックスを履いていた時期がありますが、やはり違和感があります。
まとめ
今まで黒のパンツばかり履いていた人が、グレーのパンツにするのは、違和感があると思います。(私もそうでした)
外を見て30から40代の男性を見てみると、多くの人が黒のパンツを履いているはずです。
しかし逆のことを言えば、多くの人が装いのコーディネートを間違っている中で、自分はグレーのパンツを履けば、差別化でき、相手に好印象を与えることができます。
休日のボトムスは、「グレーのテーパードパンツ」が1本あれば十分です。
ぜひ今週末、お手持ちのネイビージャケットに、グレーのパンツを合わせて鏡の前に立ってみてください。
驚くほど全身がスッキリと、春らしく洗練されて見えるはずですよ。
今日も読んで頂き、ありがとうございました。


