10万円の靴を台無しにしない。格を上げる「靴・ベルト・鞄」の色合わせ

「自分らしさを磨き、 “格”を仕立てるパーソナルスタイリスト」紀村昌彦です。

前回は、

「全部一流じゃなくていい」

「パンツは賢くファストファッションで抑える」

という、装いの引き算術をお伝えしました。

しかし、ここで一つ、 お伝えしなければならないことがあります。

せっかく手に入れた一生物の革靴、 上質なジャケット、 そして賢く選んだパンツ。

これらをバラバラの「点」で終わらせず、 一つの「洗練された装い」にするため、 絶対に外せない第2ステップがあるのです。

それが、 「革アイテムの色を統一する」 という黄金律です。


目次

なぜ「色」を合わせるだけで、格が上がるのか?

想像してみてください。

足元は、深い輝きを放つバーガンディ(濃い茶)のAlden。

でも、腰元のベルトは、以前から使っている真っ黒なもの。

そして、手に持った鞄は、少しカジュアルな明るいキャメル

これでは、視線がバラバラに分散してしまい、 せっかくの高級靴も「浮いて」見えてしまいます。

どこか落ち着きがなく、 「服に着せられている感」が出てしまうのです。

逆に、 「ベルト」「鞄」「靴」 この3つの革の色をピシッと揃えるだけで、 全身に一本の筋が通り、 驚くほど「洗練された格」が生まれます。

例えパンツがユニクロであっても、 革アイテムの色が揃っているだけで、 周りからは 「細部まで気を配れる、誠実でデキる人だ」 という無言の信頼を勝ち取ることができるのです。

実はこの色を合わせは、簡単そうに見えて、意外に多くの人はできていません。

少しでも装いに興味を持つと、差し色に走ってしまい、例えば、アクセントとしてオレンジのカバンを持つといったことをやってしまいます。

まずは基本から抑えてみてください。

「黒」と「茶」の印象の違い

「どの色で揃えればいいの?」 と迷ったら、まずは基本の2パターンから考えてみましょう。

ここでも、私が大切にしている「TPOG(目的)」が鍵となります。

  • ブラック(黒)で統一する:
    キーワードは「規律」「誠実」「フォーマル」です。

    大事な商談、謝罪の場、あるいは初めてお会いする目上の方との時間。

    「外せない」場面では、黒で統一することで、あなたのストイックなプロ意識を伝えることができます。
  • ブラウン(茶)で統一する:
    キーワードは「柔軟性」「親しみやすさ」「余裕」。

    チームでの打ち合わせや、少しリラックスした会食など、 相手との距離を縮め、本音を引き出したいときは、温かみのある茶系が効果的です。

まずは、主役である革靴の色に合わせて、 「一番近い色」のベルトと鞄を揃えることから始めてみてください。 完璧に同じ色でなくても大丈夫です。

「色味の方向性」を揃える。

それだけで、あなたの装いは劇的に整います。

「色」が揃うと、なぜ信頼されるのか?

お洒落とは、 自分を飾るためだけのものではありません。

色の統一感を出すことは、 相手の「視覚的なストレス」を取り除くことでもあるのです。

色がバラバラでチグハグな印象を与えてしまうと、 相手は無意識のうちに

「どこか落ち着かないな」

「細部まで目が届かない人なのかな?」

という小さな違和感を抱いてしまいます。

逆に、 ベルト、鞄、靴の色がピシッと揃っていると、 それだけで全身に「安定感」が生まれます。

その安定感こそが、

「この人は自分の管理がしっかりできている」

「仕事も細部まで丁寧に進めてくれそうだ」

という、信頼感や安心感へとつながるのです。

まとめ

まずは明日から、 玄関で靴を履く前に、

「今日の靴、ベルト、鞄の色味は同じ方向を向いているかな?」

と鏡の前で5秒だけ、自分をチェックしてみてください。

その小さなこだわりが、 相手との間に生まれる「信頼」の土台を創っていきます。

「色を合わせた次は、どうすればいいの?」

と思われた方、ご安心ください。

実は、色の次には、さらに上級者に見える

「質感(素材感)」の合わせ方という、さらに奥深い世界があります。

これについては、また次回の最終ステップで詳しくお話ししますね。

今日も読んで頂き、ありがとうございました。

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