【実録】一生モノの紐靴3選。プロが教える「失敗しないサイズ選び」の共通点

「自分らしさを磨き、“格”を仕立てるパーソナルスタイリスト」の紀村昌彦です。

前回のローファー編では、私が持っているローファーのサイズ比較について紹介しました。

ローファーは調整が効かないためサイズ選びが非常にシビアですが、紐靴は紐を締めたり緩めたりすることで、その日の足の状態に合わせてフィット感を柔軟に変えることができます。

紐で調整ができる分、少し気楽に選べるようにも思えますが、実は

「紐を縛った時の見た目」

「土踏まずのフィット感」

に、その靴を本当に履きこなせているかどうかが表れます。

今回は、私が愛用している紐靴の中から、特にファンの多い3足――オールデンの「モディファイドラスト」と「アバディーンラスト」、そしてアレンエドモンズの「パークアベニュー」のサイズ感を分かりやすく比較してご紹介します。


目次

比較の前に:私の足のサイズ

まずは、基準となる私の足のデータです。皆さんのサイズと見比べてみてください。(詳細は下記ブログ参照)

  • ZOZOマット(スマホ計測): 左26.6cm / 右26.2cm(幅はE)
  • ブランノックデバイス(お店の計測器): 9.0(幅はD)
  • J.M.ウエストン 180(基準のローファー): サイズ 7 / 幅 D

この数値をベースに、紐靴をどう選んでいるか見ていきましょう。

今回比較する3足のサイズまとめ

比較する靴オールデン 53517(モディファイドラスト)オールデン 2210(アバディーンラスト)アレンエドモンズパークアベニュー
選んだサイズ9.0 / D8.5 / D8.5 / D
履いた時の感覚土踏まずがギュッと支えられる全体的にピッタリして細身幅はちょうど良いが甲が低い
紐を縛った時の隙間約1.0cm(理想的!)約0.5cm(ほぼ閉じる)約1.5cm(少し開き気味)
履き心地の印象指先が楽で、とにかく歩きやすいシュッとしていて上品カッチリしていて安心感がある

それぞれの靴を履いてみた感想

1. オールデン 53517(モディファイドラスト)

「土踏まずをギュッと支えてくれる、歩きやすい一足」

この靴は、もともと足をサポートするために作られた形(木型)をしているので、他の靴とは選び方がちょっと特殊です。

  • サイズ選びのコツ:
    指先が余っているかどうかよりも、「土踏まずの位置がピッタリ合っているか」が一番大切です。



    私は他のモデルよりハーフサイズ大きい「9.0」を選んでいますが、土踏まずがグッと持ち上げられるような感覚があり、長時間歩いても本当に疲れません。
  • 知っておきたいこと:
    土踏まずを合わせると、指先にはかなりスペースが余るため、初めて履くと「大きいかな?」と不安になりますが、これがこの靴の正解だと思います。

    私の場合、指先に合わせると「8.5」がジャストサイズでした。

    この靴は10年以上履いており、コルクは沈み込んでサイズ的にはかなり余裕がありますが、モディファイドラストという特性上、本当に革靴かと思うくらい履きやすいです。

    長時間歩いたり、立ち仕事の時は、迷いなく、この靴を履いていきます。

2. オールデン 2210(アバディーンラスト)

「シュッとしていてカッコいい、細身で上品な一足」

オールデンの靴の中でも、特に細身でシュッとした形をしているのがこのタイプです。

  • サイズ選びのコツ:
    かなり細身なので、最初は少しタイトに感じましたが、履き込むうちにコードバン(馬の革)が自分の足の形に馴染んで、自分だけの一足になっていくのが楽しいです。
  • 見た目のポイント:
    紐を結んだ時に左右の革(羽根)がスッと閉じるので、スーツに合わせた時にとてもスマートに見えます。

この靴はアメリカで購入したもので、日本唯一のオールデン公式ショップの「ラコタハウス」では扱っていないモデル(2025年4月時点)でした。

これは面白いと思いましたが、ジャケパンスタイルが多い私にとって、スマートなモデルはちょうど良かったと後になって思いました。

3. アレンエドモンズ パークアベニュー(65ラスト)

「アメリカの定番!しっかりしていて安心感のある一足」

アメリカの大統領も履いたと言われる、とてもマジメな雰囲気のストレートチップです。

  • サイズ選びのコツ:
    全体的に細長く、甲が低い作りをしています。

    私は「8.5」のDを選びましたが、甲が高い私の足だと紐を結ぶ部分の隙間が少し大きく開いてしまいます。
  • 嬉しいポイント:
    アレンエドモンズの革はとても柔らかいので、少し開き気味でも痛くなることはありません。

    内羽根式は調整の幅が少ないので、購入時は隙間を広く取るのがセオリーですが、この条件を満たすサイズがあって良かったです。

まとめ:紐靴を「一生モノ」にするためのヒント

紐靴選びで失敗しないためのポイントは、シンプルに3つだけです。

  1. 「形(木型)」によってサイズは変わると知っておく(同じブランドでも、形が違えばサイズがハーフ(0.5cm)変わることはよくあります)
  2. 紐を結んだ時の「隙間」を鏡で見る(1cmくらいの隙間があると、見た目もきれいで調整もしやすいですよ)
  3. データだけでなく「履いた時の感覚」を信じる(デジタル計測はあくまで目安。最後は自分の足が「気持ちいい」と思うものを選びましょう)

革靴は、しっかり選べば20年、30年と付き合える「最高の相棒」になります。

正しいサイズを選んで、ぜひ「一生モノ」を育てる楽しさを味わってください。

もし、「この靴のサイズ、自分に合ってるのかな?」と不安になったら、いつでもお気軽にご相談ください。

あなたの足にぴったりの一足を一緒に見つけましょう。

今日も読んで頂き、ありがとうございました。

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