「黒ばかり着てる…」を卒業!秋冬は「茶色」を制する者が、おしゃれを制する。

「自分らしさを磨き、“格”を仕立てるパーソナルスタイリスト」 紀村昌彦です。

秋冬のクローゼット、気づけば黒やダークネイビーの服ばかりになっていませんか?

よく分かります。

黒は便利ですし、何よりシャープで引き締まって見え、男性が望む「威厳」や「重厚感」を与えてくれます。

しかし、その「黒が持つ強さ」が、シーンによっては裏目に出ているとしたらどうでしょう?

例えば、

  • 部下との1on1の面談で、意図せず威圧感を与えてしまっている…
  • 周りも全員黒い服で、かえって埋もれてしまいパッとしない…
  • 初対面の相手に、必要以上に「近寄りがたい」と思われている…

もし、あなたが「威厳」だけでなく、「温かさ」や「信頼感」も伝えたいと願うなら、私が断然おすすめするのは茶色」です。

今回は、黒を愛用する合理的なあなたにこそ知ってほしい、茶色の魅力について論理的にお話しします。

目次

なぜ「茶色=おじさんっぽい」は起こるのか?

多くの方が恐れるのが、「茶色=おじさんっぽい」というイメージではないでしょうか。

確かに、一歩間違えれば茶色は野暮ったく見えます。

しかし、その原因は「茶色」という色にあるのではありません。*

本当の原因は、以下の2つです。

  1. 時代遅れの「サイズ感」:
    肩が落ち、胴回りがダボダボな、古いシルエットの茶色い服。
  2. 安っぽい「素材感」:
    光沢のない、カサカサした質感の茶色い服。

これらは、たとえ黒やネイビーであっても、同じように格好悪いはずです。

つまり、「適正なサイズ感」と「上質な素材」という2点さえ押さえれば、茶色は「おじさんっぽい」という最大の懸念点をクリアでき、最強の武器になるのです。

黒にはない、茶色がもたらす「メリット」

では、なぜ戦略的に茶色を選ぶべきなのか。

それは黒にはない、明確な効果があるからです。

  • メリット①:威圧感を和らげ、「話しかけやすさ」を生む
    論理的に言えば、黒は光を吸収し輪郭をハッキリさせるため、シャープで強い(悪く言えば威圧的な)印象を与えます。

    一方、茶色は光を柔らかく反射し、見た目の印象を穏やかにします。

    あなたが「相手の警戒心を解きたい」(例:初対面の挨拶、部下との面談、大切な商談のアイスブレイク)と考える日には、黒よりも茶色が圧倒的に有効です。
  • メリット②:装いに「奥行き」が生まれる
    「黒一色」は簡単ですが、単調にも見えがちです。

    一方、茶色は「ダークブラウン」「キャメル」「ベージュ」など、色の幅が非常に広いため、組み合わせるだけで自然なグラデーションが生まれます。

    このグラデーションこそが、

    「あの人、服の組み合わせをちゃんと考えているな」

    という、大人の「知性」や「余裕」を感じさせるのです。

失敗しない「茶色」の取り入れ方:2つのステップ

「理屈は分かったが、何から買えばいい?」

という方のために、失敗しない取り入れ方を2つのステップでご紹介します。

【ステップ1】まずは「靴」か「インナー」

  • 足元:「黒靴」を「ダークブラウンの靴」に変えてみる


    あなたの靴箱は、黒い革靴ばかりではありませんか?

    もちろん黒靴は必須ですが、ぜひ2足目に「ダークブラウン」の革靴(Uチップやローファーなど)を加えてみてください。

    いつものネイビースーツやグレースラックスの印象が、驚くほど柔らかく、こなれて見えるはずです。

    写真は同じモデルを色違いで比べてみましたが、ガラッと印象が変わりますね。



  • インナー:「茶色(ベージュ)のニット」を差し込む


    黒やネイビーのジャケットのインナーに、「ベージュ」や「ブラウン」のクルーネックニットを差し込む。

    顔周りがパッと明るくなり、重たいジャケットスタイルの印象が上品にまとまります。

【ステップ2】最も差がつく「アウター」で印象を変える

靴やインナーに慣れてきたら、最も劇的に印象を変えられるアウターに挑戦してみましょう。

周囲が黒やネイビーのコートを選ぶ中、あえて「ベージュのトレンチコート」や「ブラウンのチェスターコート」を選ぶ。



それだけで人混みの中でも埋もれることなく、圧倒的な差別化と、その人ならではの品格を手に入れられます。

かなりハードルが高いですが、私も上記で紹介した「ベージュのトレンチコート」でコーディネートの幅がグッと広がったのはもちろん、多くの人に、

「コート、おしゃれですね。」

と声をかけてもらえています。

「黒一辺倒」が、実は「非効率」な理由

「とはいえ、毎日考えるのは面倒だ。黒で統一するのが一番効率的だ」

そう考える方も多いでしょう。

確かに、その効率性は黒の強みです。

しかし、秋冬シーズンは11月から2月までと、意外と長いです。

毎日黒ばかり着ていると、便利さを通り越して、あなたの印象が

「いつも同じシャープな(威圧的な)人」

で固定化されてしまいます。

しかし、そこに「茶色」という選択肢が加わるだけで、あなたの「コーディネートの幅」は一気に広がります。

また、シーズン末くらい(早い人は新年を越したくらい)から 、

「服に飽きてきます」

そんなとき、茶色のアイテムがあると、

「今日はネイビーと茶色で柔らかく」

「明日は黒でシャープに」

と、毎日の服選びが「作業」から「戦略」に変わるはずです。

まとめ

「秋冬=黒」という思考停止状態から一歩踏み出し、ぜひ「茶色」をあなたの戦略的ツールに加えてみてください。

黒が持つ「強さ」とは違う、「温かみ」と「品格」が、あなたの装いをより豊かで、目的に合ったものにしてくれるはずです。

追伸:
次回のメルマガでは、「茶色」を使った、より高度で具体的な色の組み合わせ術(例えば、イタリアの洒落者が実践する「アズーロ・エ・マローネ」など)を限定公開します。

周りと差がつく論理的な色の使い方を知りたい方は、ぜひご登録ください。

今日も読んで頂き、ありがとうございました。

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