
【購入品レビュー】 古着屋で見つけた色褪せない名作、LEVI’S(リーバイス)501「後染めブラック」

「自分らしさを磨き、“格”を仕立てるパーソナルスタイリスト」
紀村昌彦です。
私には、週に一度はどこかの古着屋に足を運ぶという、趣味があります。
何かを買いに行くという明確な目的があるわけではありませんが、お店に行き、一通り服を手に取り、そこに心惹かれるものがあったら、購入する。
ごく稀に、レアなアイテムが激安で手に入ることがある、宝探しにも似たこの時間が、私にとっては最高のリフレッシュになっています。
先日も、いつものようになじみの古着屋を訪れたところ、学生時代に愛用していた、特別な一着と再会することができました。
今回は、そんな私の学生時代の思い出が詰まったアイテムをご紹介します。

発見!90年代USA製リーバイス501「後染めブラック」
今回手に入れたのが、こちらのLEVI’S(リーバイス)501®︎ ブラックデニム(後染め・1999年USA製)です。 幸運なことに、色落ちがなく、ほぼ新品の状態。
ウエスト、レングスともに自分にぴったりのサイズでした。
特筆すべきは、内側にあるタグの情報です。
製造年月「0499」: 最下段の数字から、1999年4月に製造されたことが分かります。
製造工場「553」: 同じく最下段の数字から、米国テキサス州のサンベニート工場で製造された、正真正銘の「Made in U.S.A.」であることが分かります。
このデニムが製造された90年代後半から2000年代初頭は、ファッションの世界が非常に面白い時代でした。
アメカジ、裏原宿系、モードスタイルなど、多種多様なスタイルが乱立し、街には個性的な若者たちが溢れていました。
きれいめコーデへのこだわりと「色落ち」という悩み
そんな中、私が好んでしていたのが、シャツやジャケット、そして革靴といったドレス寄りのアイテムに、濃紺のデニムを合わせる、「きれいめ」なコーディネートでした。
自分の中では、「学生らしく、かしこまりすぎない、しかし同級生が着ているようなカジュアルすぎる路線とは差別化したい。」そんな想いで毎日のコーディネートを試行錯誤していました。
ただ、このスタイルには一つだけ悩みがありました。
それは、お気に入りのインディゴデニムは穿き込むほどに「色落ち」してしまうこと。
もちろん、デニムの色落ちは「味」であり、大きな魅力の一つです。
私も当時流行していた、ヴィンテージレプリカのデニムを愛用していましたし、その濃淡の激しい縦落ちも大好きでした。
しかし、当時は、あくまでもジャケットや革靴に合うのは「濃紺」の状態。色が落ちてカジュアル感が増していくのが、どうにも悩ましかったのです。
(現在はそんなことはないのですが・・・)
「この上品な印象を保ったまま、気兼ねなく穿けるデニムはないものか…」
そうやって探し回り、ようやく見つけた最高の解決策が、この「後染め(あとぞめ)の501ブラック」でした。
後染めブラックは、もともとインディゴだったデニムを、後から黒い染料で染め直したものです。この製法のおかげで染料が抜けにくく、本当に色落ちがしにくいのです。
ガンガン穿いても、洗い込んでも、その深い黒色はなかなか表情を変えませんでした。
まとめ 色褪せない価値とは何か
アイテムをそれほど多く買えなかった学生時代の私にとって、いつまでも濃い状態を保ってくれた、このデニムは、まさに「相棒」のような存在でした。(しかも、当時は五千円くらいで、501のレギュラーは購入できたのです)
また黒色のボトムスは、どんなトップスを合わせてもコーディネート全体をキリっと引き締めてくれるので、本当に重宝していました。
今回、約25年ぶりに同じモデルを手に取り、装いにおける本当の価値とは、流行を追いかけることだけではなく、
「自分のスタイルを確立し、日々の悩みを解決してくれる、一着を持つこと」と、改めて思いました。
それは、25年前も今も変わらない、私の装いにおける「本質」です。
もし皆さんにも、クローゼットの中に眠る「相棒」があれば、久しぶりに手にとってみてはいかがでしょうか。
そこから、新しいコーディネートのヒントが見つかるかもしれません。
今日も読んで頂き、ありがとうございました。
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