【スーツの要】ウール素材を知り尽くす!選び方からお手入れまで徹底解説

「仕事の成果を出す、装いの専門家」
 紀村昌彦です。

前回の記事で上質なスーツに使われる
素材について紹介しました。

皆さんは、スーツを選ぶ際にどんな素材を
基準に選んでいますか?

「とりあえずウールって書いてあるから大丈夫だろう」

そう思って選んでいませんか?

実はウール素材にも様々な種類があり、
それぞれ特徴が異なります。

今回は、ビジネスシーンで活躍する
スーツの素材として欠かせない
「ウール」
について、その特徴や種類、
選び方からお手入れ方法まで
詳しく解説していきます。

目次

ウール素材とは?


ウールとは、その名の通り
羊の毛から作られる天然繊維のこと。

保温性、吸湿性、弾力性、
ドレープ性(自然なたるみ)に優れており、
シワになりにくいのが特徴です。

高級感があり、スーツ素材として最適なことから、多くのビジネスマンに愛用されています。

ウール素材の種類と選び方


ウール素材は、羊の種類や毛の細さ、
織り方によって様々な種類に分けられます。

代表的な種類とシーンに合わせた選び方を
ご紹介しましょう。

1. 季節感を意識した素材選び

夏場に着用するスーツなら、
通気性の良いウール素材を選びましょう。

  • モヘア
    アンゴラヤギの毛を使った、
    シャリ感があり、光沢のある素材。

    通気性・吸湿性に優れ、夏のスーツに最適です。
  • サマーウール
    梳毛糸を使って織られた、薄手で軽いウール素材。

    通気性が良く、涼しく着用できます。
  • トロピカル
    平織りで織られた、通気性に優れたウール素材。

    暑い夏でも快適に過ごせます。

ウールは冬の素材という印象が強いため、
春夏に着ると、他人と「差別化」ができ、
おしゃれな印象を与えれます。

冬場に着用するスーツなら、
保温性の高いウール素材を選びましょう。

  • フランネル
    起毛させた、柔らかく暖かみのある素材。

    秋冬のスーツに最適です。
  • カシミヤ
    カシミヤヤギの毛を使った、非常に柔らかく、
    保温性に優れた素材。

    高級感があり、特別な日のスーツに最適です。

上記で紹介した冬の代表素材は、
見た目で明らかに違いが分かります。

夏場のウールと同様、
見る人に対し、
「スーツへのこだわり」
を与えることができます。

2. TPOに合わせた素材選び

重要な顧客との会議 や、
フォーマルな場に出席する際には、
高級感のある素材を選びましょう。

  • メリノウール
    繊維が細く、柔らかく、光沢感のある素材。
    Super表示の高いものを選ぶと、
    より高級感が増します。
  • シルク混
    シルクを混紡することで、
    上品な光沢とドレープ感が生まれます。

社内での普段使いや、ビジネスカジュアルな場には、
耐久性が高く、シワになりにくい素材を選びましょう。

  • サージ
    耐久性が高く、シワになりにくい素材。
  • ツイード
    太い糸で織られた、ざっくりとした風合いの素材。
    丈夫で、カジュアルな印象を与えます。

ウール素材の「Super」表示って何?

ウール素材のスーツを選ぶ際、
「Super100’s」や「Super120’s」
といった表示を目にすることがあります。

これは、ウールの糸の細さを表す単位で、
数字が大きいほど糸が細く、
高級なウールであることを示しています。

例えば、Super120’s は Super100’s よりも糸が細く、
より滑らかで光沢のある生地になります。

Super100’s~120’s
一般的なビジネススーツに多く使われる、
バランスの取れた素材。
Super130’s~150’s
より光沢があり、滑らかな肌触りの素材。
高級スーツに多く使われます。
Super160’s以上
非常に繊細で、希少価値の高い素材。
最高級のスーツに使われます。

ただし数値が高くなるにつれ、
耐久性が低くなることを覚えておく
必要があります。

個人的には普段はSuper100くらいを基準とし、
たまに着用する場合にSuper130を使用すると
良いでしょう。

ウール素材のスーツのお手入れ方法


ウール素材のスーツは、
正しくお手入れすることで長く愛用することができます。

  1. ブラッシング
    • 着用後は、柔らかいブラシでホコリや汚れを落としましょう。
  2. ハンガーに掛ける
    • 型崩れを防ぐため、厚みのあるハンガーに掛けて保管しましょう。
  3. クリーニング
    • 頻繁にクリーニングに出すのは避け、
      汚れた時のみクリーニングに出しましょう。
  4. アイロン
    • アイロンをかける際は、必ず当て布をしてください。

私はブラッシングとスチームアイロンがけを
着用後のルーティンにしています。

まとめ

ウール素材のスーツは、
ビジネスマンにとって 必須アイテムです。

今回ご紹介した内容を参考に、
自分にぴったりのウール素材のスーツを選び、
正しくお手入れすることで、
ワンランク上のビジネスマンを
目指しましょう。

今日も読んで頂き、ありがとうございました。

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